はじめての北アルプス3大コース

北アルプスは奥が深い。中には1泊以上しなければたどり着けない場所もある程。
しかし、そんな北アルプスでもアクセスがよく、比較的初心者向きと言えるコースも存在するので、
今回はその3つのコースを紹介したいと思う。

1.上高地〜涸沢カールコース
2.燕岳コース
3.西穂高岳独標コース

1.上高地〜涸沢カールコース

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北アルプスの入り口で、観光地の一つである、上高地から入山するコース。
緩やかな斜面を登りながら、北アルプスの名峰といえる穂高岳を望む名コース。
梓川(あずさがわ)沿いに登るため、夏場でも清涼感のあるコースを楽しむことがきる。


宿泊は憧れの涸沢カールで、テントがあればそこにはることもできる。
夏場は、多くの登山者が様々な色のテントを張るために、夜はテントの明かりがきれいに灯る。
涸沢小屋には名物のおでんがあるので、是非賞味頂きたい。


涸沢小屋から先に足を伸ばしたい所だが、ここから先は岩稜の急斜面が続き、滑落による死亡事故も発生している危険地帯。
山歩きに慣れていない方は涸沢小屋までとしたい。

登り:約6時間
下り:約5時間

2.燕岳コース

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Photo by (c)Nature-Free

はじめて北アルプスに登る方には最もオススメしたい。登った達成感と、素晴らしい景色を楽しむ事ができるからだ。
燕岳は、北アルプスの入門コースとして知られている。
中房温泉を出発し、急登が続く合戦尾根を登る。ここを踏ん張れば、素晴らしい景色が待っている。
燕岳は、むき出しの花崗岩が塔をなし、はれていれば高山植物とのコントラストが美しい。

宿泊は、合戦小屋で。夏はスイカが名物で、ほてった体を冷ましてくれるだろう。

中級者はここから、表銀座を通って槍ヶ岳に縦走するコースもある。
稜線沿いを歩くスケールは圧巻なので、是非チャレンジしてほしい。

(一泊二日、合戦小屋宿泊)
登り:4時間30分
下り:3時間40分

3.西穂高岳独標コース

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北アルプスの中で、もっとも簡単に3000Mクラスにアクセスできる。
体力に自信がない方や、きれいな景色が見れればいいという方にはオススメできる。

新穂高温泉からロープウェイで一気に2135Mまで標高を上げる。
そこから1時間程あるけば、西穂高山荘に到着する。

西穂高山荘からさらに1時間30分程あるけば、西穂独標に到着する。
そこから先は、北アルプス屈指の難コースとなり、上級者向けとなる。
死亡事故など毎年の遭難例を挙げれば枚挙にいとまがない初心者はここまでとしたい。

また、子供連れであれば、西穂高岳から15分程で丸山にいける。
天気がよければ360℃のパノラマが楽しめるので、是非行って頂きたい。

日帰りで行く事が可能なのも唯一このコースだけであろう。
宿泊して、翌日ご来光を拝むのもいい。

(ロープウェイ西穂高口駅より)
登り:約2時間40分
下り:約2時間