遭難は誰にでも起こりうるということをまずは認識する必要があります。
例えば、一本道だから大丈夫と思い、暴風雨や濃霧によって道に迷った遭難事例もあります。
また、たかが道迷いかもしれませんが、その後、低体温症で死亡した例などもあります。
富士山に行く前に、そもそも遭難を防ぐにはどうしたらいいのか、遭難した場合どうしたらいいのかという知識と準備が必要になります。
富士山で遭難してしまった場合の対処法が、静岡県警察山岳遭難救助隊のホームページに、紹介されています。
バーコードリーダーで読み、接続すると山岳遭難時の対処法が分かります。
事前に読み取り、ブックマークしておくといざという時に安心です。
いざという時を考え遭難に対する備えを行うことも重要です。5つのポイントで富士山登山での遭難への備えを紹介致します。
1、非常用の食料を用意しておく
遭難してから、救助までに時間がかかる場合、非常食で凌ぎます。
カロリーメイトやシリアルバーなどを高カロリーなものがオススメです。
少し多めに行動食を用意するつもりでいると良いでしょう。
2、携帯電話の電源は使うとき以外OFFにしておく
富士山の携帯電話は、登っていて使用しない時はOFFにしておきましょう。
また、OFFにするときでも、飛行機モードにするなど電波通信をOFFにすることで、
携帯の持ちが良くなります。
そうすることで、いざ必要な場面でも使用する事が可能になります。
3、現在地をこまめに確認する
富士山には、コースごとに色がわかれた看板が用意されています。
地図を見ながら自分がどこにいるのかを把握しながら登りましょう。
また、救助を要請する場合にも、看板に書かれている現在地が参考になります。
4、近くに人がいる場合は山小屋の人を呼んでもらう
110番などで救助を要請する前に、余裕があれば山小屋の人を呼んでもらうのがいいでしょう。
救助を呼ぶかの判断が難しい場合には、アドバイスを求めましょう。
基本的に自分で歩ける場合は、自分で歩くのが基本です。
安易な救助要請は避けるようにしてください。
5、もしもに備えて山岳保険に入っておく
どんなに準備していても、急な遭難でヘリを呼んだり、救助費用が発生した場合に備え山岳保険に入っておくと安心です。
アウトドアメーカーで有名なモンベルが、1泊2日で250円からの山岳保険を提供しています。
富士山登山では、この中の「野あそび保険」を選択してください。
「野あそび保険」では、救助費用の他に、自分が怪我した場合、相手を怪我させた場合などの保証もついています。
※詳しくはホームページをご覧下さい。
出発直前でも簡単な手続きで間に合います。